CROSS TALK
QUESTION 01
「この人たちと働きたい」―― 人の温かさ、優しさは、 東京建物の風土そのもの
中上
私は大学で建築学を専攻しましたが、学んでいくうちに、建物は竣工して終わりじゃないと思うようになって。そこで働く人や住まう人、訪れる人がいてこそ価値が向上するまちを創りたいと考えるようになった。それを実現できる舞台の一つが、総合デベロッパーである東京建物でした。開発から管理・運営まで一貫して担えることが魅力的だと感じました。
柚木
総合デベロッパーとして事業を展開する会社はほかにもありますが、東京建物を選んだのはなぜですか?
中上
就活中に採用担当者が親身になって話を聞いてくれたのがとても嬉しかったし、社員の温かさを一番感じたのが当社だったの。それが入社の決め手になりましたね。
久江
私も事業規模や内容が一定以上希望と合致すれば、その先は「この人たちと働きたい」と思える会社を選ぼうと考えていました。デベロッパーの仕事は、関係者をまとめていく仕事なので、どのように人と関わるか、人との関わり方が自分とあっている会社をえらびたかったというのが大きいです。いい人が多いという直感があった。その感覚は、入社して13年以上経っても変わりません。
金谷
「この人たちと働きたい」という視点は、私も就活生の頃に大切にしていました。どんな仕事をするかも大事だけれど、誰と仕事をするかも同様に大切だと思っていて。東京建物の社員からは、温かさや優しさ、秘めたる情熱を感じました。当時は数件のビッグプロジェクトが進行中で、新しいまちを生み出す事業に「ワクワク」したことを覚えています。
柚木
私も採用選考を通じて、社員の人柄の良さに惹かれましたし、どの社員からも「働きやすい」というワードが出てきたことが印象に残っています。それから、若手でも裁量権を持ってプロジェクトを推進できるなど、成長できる環境と感じたことも入社を決めた理由の一つです。
金谷
そうだね。当社は若手に任せる、そして成長を促すという風土が根付いているから。私たちよりさらに上の世代から変わらない、当社のDNAのようなものだと思いますね。
CROSS TALK
QUESTION 02
それぞれが、現場の第一線に立つ やりがいを実感するフィールドがある
それぞれが、 現場の第一線に立つ やりがいを実感する フィールドがある
中上
私は入社以来、主にビル事業に係る技術を担当してきましたが、ビル運営・管理等で「環境」関連の業務に携わってきました。現在は社会課題の解決と、企業としての成長が両立できるような施策を企画・遂行しています。 当社が開発する物流施設「T-LOGI」シリーズの屋根上に太陽光パネルを載せて発電し、再生可能エネルギーを物流で活用し、その余った電気は他の施設で活用する「自己託送」システムを構築・実行しています。いわゆるカーボンニュートラルに向けた具体的な実践の一つ。主体的に1からつくり上げたプロジェクトが完成し、パネルが太陽光を受けて輝く姿を見た時には感動しました。久江さんは再開発・マンション建替事業の担当が長いよね?
久江
はい。二度の産休・育休を挟んでいますが、再開発・マンション建替事業に携わり約8年経ちます。再開発・マンション建替事業は、地元の方の事業に参加する事業になりますので、権利者様とご協議や組合対応なども行っています。
金谷
となると、当社が事業主体を務める住宅事業に比べて、再開発・マンション建替事業は関係者が多くなりそうですね?
久江
関係者も多くなりますし、更地の物件と比較すると物件も大規模になり事業期間も長期にわたります。再開発ですと用途も複合になることが多く、やりがいがありとても面白いです。自分が携わった再開発が、先日竣工しました。戸数1,200戸超という大規模複合物件で、完成を迎えたときは本当に感動しました。
柚木
新しいまちを創り出すわけですね。聞いているだけでワクワクしてきます。私は当社が保有・管理しているオフィスビルに空室が発生した際、新規テナントを誘致することをメインとした業務を担当しています。当社のフラッグシップビルの一つである「中野セントラルパーク」も私の担当です。
中上
コロナ禍の影響が大きいと聞いたけれど、実際はどう?
柚木
リモートワークが拡大したことで、オフィス需要は全体として低迷したり、関連会社をまとめて集約したり等動きがあります。従業員間のコミュニケーションを図るためオフィスは必要ですが、かつてのように大きなフロアは必要ないということで、退去するテナントも一部います。
久江
社会情勢的に、リーシングの状況は厳しいわけですね。
柚木
苦戦しているのは事実です。リーシングをさせていただくお客様に最善の提案をするべく、企業の総務部へ直接物件の提案をする営業も行っています。この壁を何としても突破したいですね。ハードな交渉の場面が多いですが、無事に契約締結を迎えられたときは、大きな達成感があります。
金谷
私は人事部で主にキャリア採用や研修などを担当していて、それらを通じて個人・組織の活性化を行うことがミッションです。「人」を何よりも大切にする東京建物で、様々な場面から「人」に深く関わる今の仕事は想像以上に面白いですね。特に最近では、「人」を資本として捉え、その価値を最大限に引き出す人的資本の考え方が、中長期的な企業価値向上につながると言われています。会社全体を俯瞰して見たときに、「人」が、「組織」がどのような状態であることが、最も価値を発揮できるのか?そのために私自身は今の立場で何ができるのか?着任して1年が経ちますが、日々試行錯誤しています。やりたいことはまだまだたくさんあります。
CROSS TALK
QUESTION 03
働きやすさを支える制度がいろいろ 多様性を認める培われた風土がある
働きやすさを支える制度が いろいろ 多様性を認める培われた 風土がある
久江
当社は様々なライフステージに対応する各種制度があるだけでなく、それら制度を使いやすい環境にもあると思います。
中上
そうだね。たとえば産休・育休から復職してからの勤務。働きながら子育てする社員を、一緒に働くメンバーも応援してくれる。また、在宅勤務やフレックスタイム制度を使いながら、柔軟に働ける風土が整ってきました。私が入社した頃と比べると、そこは大きく変わったよ。
金谷
現在、私は時短勤務で働いていて、在宅勤務もフレックスタイム制度も大いに活用しています。これらの制度の活用をベースに、周囲の理解と協力を得ながら、なんとか家庭と仕事のバランスを保てています。
中上
私もフレックスタイム制度は活用しているよ。中学生の子どもたちのスケジュールに合わせて、一緒に夕食をとれるよう早帰りする日も。上司や同僚とコミュニケーションを取ってどうしたらお互いが働きやすくなるかを話し合い、そのうえで制度を活用しています。
金谷
最近は多くの企業がこうした制度を備えていると思いますが、育児という事情に限らず、個々人の事情に合わせて柔軟な働き方が選択できるのが理想だと思います。当社は社員同士の密なコミュニケーションを通じて、お互いが理解し合った上で、上手く活用できているのではないでしょうか。
久江
以前の不動産業界には少なからず男性社会的な部分がありましたが、その雰囲気は薄まりつつありますね。その要因として、社会全体の変化で特に男性社員の意識の変化。例えば、男性社員が保育園送りでフレックスを利用しているなどは日常です。
金谷
「女性だから」と特別視されることや、やりづらさを感じることはないですね。そこには世の中の意識や環境の変化もあるのでしょうね。
柚木
それは私も感じます。男性社員の中には、育休を取得されている方もいますし、男女に限らずスケジュールに保育園の迎えや子どもの用事があることを明記している方もたくさんいます。私は入社以来、男女関係なくフラットに仕事を任され、評価してもらえる会社だと感じています。育休から復帰した先輩がリーシングリーダーを任されている姿を見て、「時短だから」「育休明けだから」というレッテルを貼ることなくフラットに能力を評価してもらえることを実感しました。
中上
それも当社の魅力の一つ。女性であること、男性であることに垣根やハードルがない。男性女性問わず社員への期待は大きく、活躍を会社が応援してくれます。
久江
新しいことへのチャレンジを応援してくれる風土もある。10年前、まだ女性社員が少なかった中、女性目線で商品企画を行う組織「ブルーモワ」を女性社員だけで組成しました。当時の不動産業界は男性社会だったので、女性だけで商品企画をするというのはチャレンジだったと思います。
柚木
多様性を認める風土が培われているからこそ、女性社員が働きやすく、活躍できるのだと思います。先輩方の話を聞いてそれを実感しました。
中上
女性社員が働きやすく活躍できる環境であることは、みんなも実感していると思うけど、当社の場合、それは女性社員に限ったことではない。男性社員を含む、すべての社員に言えるんじゃないかな。
久江
子育てだけでなく、それぞれいろいろな事情やライフステージがある。それらを尊重し、受け入れてくれる会社だと思う。
金谷
同感ですね。多様な価値観を尊重するダイバーシティ、多様な個性を受け入れ、それらが活かされるインクルージョンを重視する考えが、当社の根本にあるのだと信じています。今後も改善を重ねながら、より良い働き方を考えていきたいですね。
CROSS TALK
QUESTION 04
ワークライフバランスを意識しながら、 チャレンジするキャリアを
ワークライフバランスを 意識しながら、 チャレンジするキャリアを
金谷
柚木さんはこれから産休・育休に入ると聞いていますが、やっぱり復職後のことは不安かな?
柚木
不安ではありませんが、育休明けはこれまでとは異なる働き方になると思うので、より効率的に成果を出すことを意識したいです。実際に時短勤務を実践中の金谷さんは、ワークライフバランスの観点でどんなことを意識していますか?
金谷
家庭と仕事、なんでも100%完璧にこなすことを考えないこと!(笑) 限りある時間の中で、「やらないことを決める」ことも大切だと思っています。私も、家庭でも仕事でも迷ったら、「自分が今何を一番大切にしたいのか、するべきなのか」を考えるようにしているよ。
中上
自分も同僚も家族も、急に体調を崩すこともあると思います。子育てに限った話ではないですが、不測の事態に備えて、どのように仕事を進めるべきかを常に意識して業務に取り組んでいます。
久江
バランスもライフステージで変わると思う。仕事に全力で打ち込むのか、家族との時間を最優先に少しブレーキをかけるのか、自分が納得できる働き方ができたらいいと思う。少し長めのスパンでキャリアを考えることが大切だと思いますね。
金谷
ワークライフバランスとは違う話だけれど、当社の女性社員は仲がいいですよね。育休中の先輩の家に遊びに行ったこともあるし、我が家に来てくれたこともありました。気軽に本音を話せる先輩や後輩、同期がいるのは本当に恵まれているなぁと。いつも支えられています(笑)。
久江
最後にこれからのキャリアについて、みなさんはどう考えていますか?
柚木
今の部署に配属されて5年が経ったので、新しいことにチャレンジしたいと思っています。物件の用地取得から売却までの事業推進を一気通貫で担当できる開発(短期回転プロジェクト)業務を経験してみたいです。また、マネジメント能力も身に付け、周囲から頼られる人材に成長していきたいと思っています。
金谷
私は広報・人事とコーポレート部門に長く携わってきたので、次の部署では住宅やビル等、不動産により近い部署に行き、キャリアの幅を広げたいと思っています。
中上
私は「環境」に長く関わってきて、「環境と言ったら中上さん」という立場になってしまいました(笑)。この専門性を深めつつも、「ザ・不動産」的な新しい仕事にもチャレンジしていきたいですね。
久江
みんな、チャレンジがキーワードになっているけど、何を隠そう私もそう(笑)。入社以来住宅開発業務に関わってきたので、住宅以外の新しいことにチャレンジしたい。そして、漠然としてるけど、会社が好きなので、社員が誇りを持ち続けられる会社していきたいという気持ちが強く、その一端を担っていきたいと思います。
※記事内容および社員の所属は取材当時のもの、在籍時の部署名称となります。
TOPIC
「えるぼし認定」取得
「えるぼし認定」 とは、女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(以下、「女性活躍推進法」)に基づき、一定基準を満たし、女性の活躍促進に関する状況などが優良な企業を認定する制度で、当社は今般認定基準2を取得しました。