TOKYO TATEMONO RECRUITING

仕事について社員紹介

都市開発事業
まちをつくるだけではなく、
その価値を高めるために
前例のない挑戦が続く

大野 哲史

〔総合職〕
都市開発事業部
2010年入社

※在籍部署はインタビュー当時の部署となりますので、
現在の部署とは異なる可能性があります。

都市開発事業部への異動は念願だったそうですね?

2010年に入社してから、マンションの建替え・再開発事業等を手がけるプロジェクト開発部や人事部などを経て、都市開発事業部に異動しました。当社に入社を決めた理由である「まちづくり」に関わりたいという想いが強かったため、まさに念願の異動だったと言えます。また、若いうちにフィールドの違う多様な経験をしておくことが自己成長につながると考えていたので、これまで経験したことのないオフィスビルを中心とした「まちづくり」の仕事に挑戦できることは、自分にとって大きなプラスになると感じました。
都市開発事業部に来てから担当しているのは、東京・豊島区の旧庁舎跡地を再開発する「(仮称)豊島プロジェクト」(エリア愛称:Hareza(ハレザ)池袋)の事業推進業務です。この業務の中でも特に、建物完成後のエリアマネジメントをメインで手がけています。しかし、私は当初エリアマネジメントについての知識も経験もありませんでした。実施内容を作成するために法的な知識を問われることも多く、日々学ぶことばかり。まわりの先輩たちや関係者の助言に耳を傾けたり、書籍などで情報収集しながら知見を深めつつ、仕事に向き合っています。

仕事風景

エリアマネジメントは
どのような仕事なのでしょうか?

端的に言えば、様々な関係者と一緒にそのエリアの価値を維持・向上させること。それがエリアマネジメントという仕事です。施設や建物の価値を向上させていくためには、その周辺エリア自体の価値を高めていく必要があります。そのためには当社だけではなく、様々なまち関係者と連携を図ることが求められます。今回私が担当しているHareza池袋に関しては、「アート・カルチャー都市構想」を打ち出している豊島区さんをはじめ、各テナントさんや地域の方と連携を図ろうとしています。
Hareza池袋において、企業のオフィスはもちろんシネコンやライブ劇場等へ様々なテナントさんにご入居頂きます。テナントさんの満足度を高めつつ、エリアとしてどんな魅力を引き出していけるのか。豊島区さんのビジョンに基づきながら、このエリアだからこその価値を創出できるようにアイデアを練っている段階です。Hareza池袋のグランドオープンは、2020年夏。オープンを迎えるときにただ大きな花火をドーンと打ち上げるだけとなるのではなく、継続的にその魅力を世の中に伝えていかなければなりません。そのためのイベントの開催や新しいエリアの活用法など、さまざまな仕掛けを準備・検討しています。

一般社団法人の立ち上げを
経験されたそうですね?

Hareza池袋は33階建の高層オフィスタワーや商業施設、各劇場空間などを擁した大規模なプロジェクトです。そこで安定的な賑わい創出等のエリアマネジメントを推進するために、公共性や会計上の透明性が高く、まち関係者との連携が図りやすい「一般社団法人Hareza池袋エリアマネジメント」を設立しました。
私自身一般社団法人を立ち上げた経験はなく、前例のない挑戦でした。社内にもこれといった参考事例も多くなく、まさに手探りのスタートです。設立に向けて数多くの決定事項がありますが、何が正解なのか判断が難しいという局面が数えきれないほどありました。気後れする瞬間もありましたが、一般社団法人を設立することはこのプロジェクトを成功させるために必要な要素の一つと信じ、先輩からのアドバイスや様々な関係者からの協力なども仰ぎながら、日々、新しい壁を乗り越えるような経験をしながら道筋を整えていきました。そうした努力や多くの人の協力のお蔭で、無事に一般社団法人を立ちあげることができました。エリアの価値向上のための大きな一歩を踏み出せたことは、非常に嬉しかったですね。

インタビュー風景

風通しのよさを実感しているそうですね?

先ほどお話ししたように一般社団法人設立に関する知見を得るため、他部門に在籍している先輩のところに相談に行ったんです。特に事前のアポイントや連絡もせず、夕方のちょっと手が空きそうだなという時間に先輩のデスクに行って「ちょっといいですか?」と声をかけると、気さくに応じてくれました。その「ちょっと」が1時間くらいになっちゃうこともあるんですが(笑)。
当社には年齢や社歴を問わず、相手を尊重し、他者の意見を聞く姿勢がある方が多いと感じます。先輩や同僚たちとは、食事会やゴルフなどオフの時間を一緒に過ごすこともあって仲はいいですし、それほど大きな会社ではないので、だいたい顔は知っています。みなさん相談や困りごとにも快く応じて知恵を貸してくれますし、風通しはいいと感じますね。

東京建物でどんな未来を
“自由”に描いていますか?

Hareza池袋は2019年に新ホール棟のオープン、2020年にグランドオープンを迎えます。その後も魅力あるエリアとしてHareza池袋が発展していくために、新たに一般社団法人を設立したり、業務の仕組みを構築したり。有形無形を問わずさまざまなものを「カタチ」にし、残していくことに醍醐味を感じています。当社には、そうした挑戦を後押しする“自由”な社風があります。これからも次々と新しいことにトライし、成長をしていきたいですね。

インタビュー風景