DO for 価値共創

アートを身近に。
各地を巡る「Brillia Art Piano」がつたえる願い

貢献するSDGs目標

  • 17.パートナーシップで目標を達成しよう
  • 目標17 パートナーシップで目標を達成しよう

東京建物では、アートが持つ「空間を洗練させる力」に注目し、様々な企画を実施してきました。そのひとつがBrillia Art Pianoです。誰もが音を奏でることができるこのアートラッピングピアノは、日本中を旅して、日々を暮らす人々のもとを訪れています。
Brillia Art Pianoが纏うエネルギーに満ちたデザインは、福祉実験ユニット ヘラルボニーのアーティストによる作品です。ヘラルボニーは、“異彩を、放て。” をミッションに、福祉施設に在籍する知的障害のある作家とアートライセンス契約を結び、様々な形で作品を社会に送り届ける活動を行っています。東京建物は、ヘラルボニーの活動に賛同し、アーティストの活躍の場を拡げるべく複数の共同プロジェクトを実施しており、Brillia Art Pianoの取り組みもその一環です。
これまで全国各地でストリートピアノとして設置されたほか、東京建物が手掛けたマンションやオフィスビルのイベントでも披露され、多くの人々の目と耳を楽しませてきました。2023年7月現在は、東京建物八重洲ビル1階ロビーに設置されています。(場所:東京都中央区八重洲1-4-16 ※当ビル設置期間は入居テナント勤務者に限り演奏可能)

Brillia Art Pianoの
これまでの旅先

ヘラルボニーと共同で進める、ダイバーシティ&インクルージョンそしてその先へ

Brillia Art Pianoのラッピング(原画)は、岩手県の「るんびにい美術館」に在籍する八重樫道代さんによる作品です。八重樫さんが描く特徴的な線と色彩が、ピアノという楽器に新たなアートの生命を吹き込んでいます。

八重樫 道代 るんびにい美術館(岩手県)在籍

作品名:「おりがみ」
ブラシマーカーを使い、躍動に満ちた膨大な形を色がひしめく緻密な画面を生み出す。小さな頃から塗り絵が好きだったが、初めて「自分の絵」を描き始めたのは19歳のとき。以来、堰を切ったように鮮烈な色彩と精密な構成からなる作品を次々に生み出していった。

東京建物では、公募展Brillia Art Awardの主催や、マンション共用部へのアート作品設置など、かねてよりアートの持つ力に着目しサポートしてきましたが、2021年から前述のヘラルボニーとのコラボレーションもスタートさせています。
ヘラルボニーは様々なアート活動の一環で、建設現場の仮囲いをアートで彩り、仮囲い撤去後はトートバッグにアップサイクルするUPCYCLE ART MUSEUMを行っています。この取り組みをBrilliaの建設現場でも実施したいと考え、ヘラルボニーと協議を重ねました。

Brillia UPCYCLE ART MUSEUMの様子

こうして実現したBrillia UPCYCLE ART MUSEUMでは、ヘラルボニーの作品を新築マンション建設現場の仮囲いにプリント展示するだけでなく、東京・京橋で東京建物が運営するBAG-Brillia Art Gallery-にて関連展示を実施し、アップサイクルしたトートバッグの紹介や受注販売も行いました。
その後も、東京建物はヘラルボニーと共同でラグマットやクッションをはじめとするライフスタイル製品を制作するなど、コラボレーションを継続しています。

アートを通じて、創る人や見る人、関わる人の心を動かし、想像力や多様性の意識を育むことは、サステナブルなまちづくりにおいても大切です。東京建物は、今後もアートの力を媒介にしたダイバーシティ&インクルージョンの取り組みを通じて、多様性に満ちたまちづくりに貢献していきます。

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