耐用年数を迎え廃棄する防災ヘルメットをアップサイクル 東京建物八重洲ビルで空間展示「FROM OFFICE TO LIFE」開始
東京建物本社移転を契機に資源活用と防災備品の適切な更新を啓発
- サステナビリティ
東京建物株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役 社長執行役員 小澤 克人)は、東京建物八重洲ビルのオフィスエントランス空間において、東京建物の本社機能移転に伴い廃棄される防災ヘルメットを活用した空間展示「FROM OFFICE TO LIFE」(以下「本展示」)を2026年8月18日に開始しました。本展示は、廃棄時期を迎える資源の新たな価値創出とともに、オフィスワーカーなどに対して資源の循環について考える機会を提供するものです。
東京建物は、2026年秋に本社機能を移転することに伴い、廃棄を予定していた約1,200個の防災ヘルメットに着目し、廃棄物削減・資源循環・防災備品の適切な更新を啓発するプロジェクトを開始しました。
プロジェクトの初動施策として、防災ヘルメットのアップサイクルを表現した空間展示を実施します。本展示では、廃棄予定のヘルメット144個と、それらとおよそ同量のプラスチック製品を原料に生成したプラスチックボードを設置し、来場者が視覚的に理解できる形で資源の再生を表現しています。また、アップサイクルのプロセス、CO2削減効果などを紹介し、来場者から再生プラスチック素材の活用アイデアを募集することにより、資源の活用方法をオフィスワーカー等と共に考える参加型展示とします。
プロジェクトでは今後、本展示の来場者から寄せられたアイデアの活用や、さまざまなクリエイターとの共創によって、防災ヘルメット由来の再生プラスチック素材を利用したプロダクト制作を進めます。制作物は、東京建物が開発し、運営する賃貸住宅「Brillia ist(ブリリアイスト)」等へ導入する予定です。
東京建物は、オフィスビルを供給し運営する事業者として、オフィスで排出される廃棄物の循環利用を進めるとともに、必要不可欠な防災備品であるヘルメットの適切な更新を訴えることで、脱炭素社会の推進や循環型社会の推進、さらには安全・安心な社会への貢献を目指します。
本展示の概要
| 名称 | FROM OFFICE TO LIFE |
|---|---|
| 期間 | 2026年8月18日(火)から9月17日(木) ビル開館時間 : 7:00~20:00、土日祝日閉館 ※最終日は17:00に展示終了 |
| 場所 | 東京建物八重洲ビル1階 エントランス(東京都中央区八重洲1-4-16) |
| 内容 | 防災ヘルメットや再生プラスチックボードを活用した空間展示、資源循環プロセス・効果の紹介、再生プラスチック素材の活用アイデア募集 |
| 入場料 | 無料 |
| 主催 | 東京建物株式会社 |
プロジェクトの背景と展示の目的
東京建物は、2026年秋に「TOFROM YAESU TOWER(トフロム八重洲 タワー)」へ本社を移転します。移転に伴い備品などの廃棄が発生し、中でも防災ヘルメットは多くが耐用年数を迎え、約1,200個が廃棄対象となりました。
防災ヘルメットは通常、6年が使用期限(耐用年数)とされています。期限経過後のヘルメットを回収しリサイクルするサービスも存在しますが、その回収率は低く、多くは廃棄されているのが現状です。そこで、廃棄物をただ捨てるのではなく、アップサイクルして活用するプロジェクトを開始しました。まず、防災ヘルメットをはじめとするオフィスから廃棄されるプラスチック製品を再生する過程の展示を行います。本展示のタイトル「FROM OFFICE TO LIFE」は、オフィスから(FROM OFFICE)生じた廃棄物を再生し、次のくらしへ(TO LIFE)とつなげていく試みであることに由来しています。
東京建物は、オフィスビルや住宅等の保有・管理および供給を担う立場として、防災備品であるヘルメットの正しい利用を促進するとともに、耐用年数経過後に廃棄されるヘルメットの適切なリサイクル方法について広く共有と啓発を図ります。本展示を通じて、ビルテナントや来場者に向けて防災と環境の両立に関する意識を高め、持続可能な資源利用につなげることを目指します。
本展示の特徴
防災ヘルメットを原料とした再生プラスチック素材の生成
防災ヘルメットのようなプラスチック製品の多くは単一でない素材のプラスチック(複合プラスチック)を原料とするため、分離して再生することが難しく、ほとんどが焼却処分されます。本展示では、プラスチックの循環サプライチェーンを創出する企業である株式会社REMARE等により、防災ヘルメットのプラスチック部分を分離せず、粉砕してフレーク化することで作り替えた再生プラスチック素材を展示します。
オフィスから排出する資源について考える参加型展示
本展示においては、空間展示だけでなく、作品に使用している再生プラスチック素材の制作過程や、そのCO2削減効果などを可視化する掲示を行います。また、再生プラスチック素材をどんな製品に生まれ変わらせるべきか、アイデア募集を行います。オフィステナントや来場者が能動的に資源の新たな活用方法を考える機会を提供し、収集したアイデアは今後のプロダクト開発と物件への実装を目指すことで、展示で得られた気づきを実際の価値創出へとつなげる仕組みを構築しています。
共創型プロジェクトとしての展開
今後、本展示で収集したアイデアの活用や、クリエイターとの共創により、防災ヘルメット由来の再生プラスチックを利用したプロダクト制作を行う予定です。家具やアート作品などのプロダクトについては、東京建物が開発し、運営する賃貸住宅「Brillia ist(ブリリアイスト)」の共用部等への設置を予定しています。
東京建物グループの循環型社会の推進に向けた取り組みについて
東京建物グループは、マテリアリティの一つとして「循環型社会の推進」を特定しています。この課題に事業を通じて取り組むために、長期保有ビルにおいて「2030年度までに、2019年度比で、廃棄物の排出量原単位を20%削減する」こと、「2030年度までに、廃棄物の再利用率90%を実現する」こと等をKPI・目標として掲げています。その他、循環型社会の推進に関する取り組みの詳細については、東京建物のサステナビリティサイトをご覧ください。
https://tatemono.com/sustainability/