池亀 立哉
〔総合職〕
住宅事業部
2011年入社
※在籍部署はインタビュー当時の部署となりますので、
現在の部署とは異なる可能性があります。
学生時代、
ユニークな活動をされていたそうですね?
学生時代は建築学科で都市計画を専攻していましたが、その傍ら、仲間たちとともに学生団体を立ち上げました。その学生団体では、地域の住民の方や子供たちと大学生が交流できるプラットホームをつくることを目的に、行政に提案をして補助金を獲得し、地元の商店街の公民館をリフォームしました。こうしてリフォームした公民館で寺子屋を運営したり、建築学科の日ごろの研究の成果を発表する展示会を開くなど、さまざまなイベントを実施しました。卒業して何年も経ちますが、学生と地域の方々との交流は今も続いているようです。リフォームに関われたことはもちろんですが、自分たちのアイデアを発信し、さまざまな方を巻き込んで新しい交流の場をつくりあげた経験は、現在の仕事にも通じる部分があると感じています。
現在は「Brillia」の開発に
携わっているそうですね?
当社の分譲マンションブランドである「Brillia」の開発における行政協議や近隣住民の方との折衝、商品企画、広告宣伝、販売計画といった用地を取得した後のそれぞれのフェーズで、広告代理店、設計者、ゼネコン、インテリアコーディネーター、地権者の方など、多方面の方々と関わりながら、プロジェクト全体をコントロールしていくのが私の主な役割です。そのため、求められる知識や行動は、多岐にわたります。各分野のプロフェッショナルな方々と仕事をしていくことは、簡単なことではありません。しかし、プロジェクトにかかわるすべての方が「お客様に一番喜んで頂ける商品は何だろうか」「こんなサービスがあったら暮らしやすいんじゃないか」という同じゴールを目指していることは間違いありません。そして、その想いを引き出し、ひとつの方向に向いて最高のBrilliaをつくるためには、まず私たち自身が誰よりも物件に対して深い思い入れを持って向き合うことが重要だと考えています。だからこそ、企画したマンションが完成し、お客様の嬉しそうな笑顔を目の当たりにしたときの喜びは大きなものです。
柔軟に、さまざまな方との
コミュニケーションを図っているそうですね?
この仕事では、つねに多くの方と関わることになります。そのほとんどが、自分よりも年上の方で、しかもそれぞれの分野のプロフェッショナル方々ですので、その中心で旗振り役をしていくためには、謙虚であることはもちろん、自分の想いや考えをしっかりと持ち、それを自分の言葉で伝えて納得してもらうことが求められます。最初はなかなか上手くいかないこともありましたが、ときには図々しく相手の懐に飛び込んでいくことの大切さなどを、さまざまな場面で学んできました。その上で試行錯誤を重ね、実際にプロジェクトの中心となって満足できる物件を形にしていく経験をしてきたことが、今、チームをまとめ、同じ目標に向かって牽引していく上での大きな自信になっています。
参加されている
「イノベ部」とはどのようなものですか?
イノベ部とは、従来にはない新たな価値を提供できる不動産やそのサービスを生み出すことを目指す若手社員を中心とした有志団体です。施設をつくり、運営・販売するというのが従来の不動産ディベロッパーの主な役割でしたが、IoTの普及、そして働き方やライフスタイルの変化によって、ディベロッパーの役割も変わってきていると思います。つくって終わりではなく、新たなコンセプトやビジョン、そして付加価値となるサービスを生み出すことが求められる時代の中で、社会に広くアンテナを張って新しい可能性を発見する必要があります。イノベ部は、こうした環境の中で、若手を中心に新しい価値を積極的に創出していこうという機運の中で生まれたものです。もともと、年次や役職に関係なく若手が自由に発想し、意見やアイデアを発信できる風土があることが、東京建物の大きな特徴のひとつでもありますので、この取り組みによって独自性の高い付加価値を生み出すように、意見を出し合い未来に臨んでいます。
東京建物でどんな未来を
“自由”に描いていますか?
大きく変化する未来に向けて、新しいことを“自由”に、どんどん仕掛けていくことができるポジションにつきたいと考えています。不動産を通じて、生活、そして世界を変えていきたいという想いを持って、いろんな可能性を追求していきたいですね。