CAREER INTERVIEW

キャリアインタビュー

RyoSaito

CAREER
INTERVIEW_
04 小栗 健太 投資事業推進部
2012年入社
商学部 商学科卒

KENTA
OGURI

まちをつくり、人をつくり、付加価値をつくる

CAREER INTERVIEW

キャリアインタビュー

まちをつくり、人をつくり、付加価値をつくる

project

CAREER
INTERVIEW_
04 小栗 健太 投資事業推進部
2012年入社
商学部 商学科卒

KENTA
OGURI

入社 1 年目

2012

2012

東京建物不動産販売(株) 法人営業第一部
RyoSaito

先入観を捨て、
お客様のために全力を尽くす

最初の配属先は、グループ会社の東京建物不動産販売。思いがけず出向というかたちで、不動産仲介業務を担当することに。日々市場に出てくる不動産の売却情報を収集し、購入希望者を見つけてマッチングすることがミッションでした。この仕事を通して学んだのは、自分自身で仕事に上限を設けてはならないということ。私は当初、自分が想像できる範囲の購入希望者に物件を紹介すれば良いだろうという先入観を持っていたため、一定の会社にしか売却情報を紹介していませんでした。その結果、売却にあたり最良の結果を得られず、大いに反省することに。

この気づきを得てからは先入観を捨て、相手のために何ができるか、自分で勝手に限界を設けていないかを考えるようになりました。ある時、建物が建てられないため「資産価値ゼロ」と所有者から評価されていた郊外の土地情報に出会いました。以前の私なら「これは買い手がつかないだろう」とあきらめていたところですが、必死になって考え抜き、太陽光発電所の用地として高値で売却することに成功。自身の大きな成長を感じました。

・・・

入社 3 年目

2014

2014

都市開発事業部

基幹プロジェクトで学んだ、「想い」の大切さ

八重洲プロジェクトと八丁堀の中規模オフィスビルの事業推進を担当。どちらも責任とやりがいの大きな仕事に身が引き締まる思いでした。例えば八重洲プロジェクトは東京建物の基幹物件であり、約60名もの地権者様と議論しながら、どんな再開発にするかという大枠を決め、行政に提案する「都市計画提案」のフェーズを経験しました。

前部署においては、数多く情報を収集し購入希望者を素早く見つけることが主なミッションだったこともあり、「自分はこの空間をどうしたいのか」をあまり考えずに仕事に取り組んでいました。一方の都市開発事業部では、各方面の関係者に対して「こんな空間をつくりたい」と伝える必要がありました。その強い「想い」に対して共感を覚えたりワクワクしたりするからこそ、関係者も動いてくれるのです。私の「想い」が漠然としていたら、周囲を動かすことはできません。開発の難しさを実感しましたが、会社の基幹物件に携われた喜びも感じました。

キャリアの転機

もともとまちづくりに関心があって入社したので、3年目で開発に携われたことはうれしかったです。ただ、この3年3ヶ月の間で、胸を張って爪痕が残せたとは言えませんでした。当時を振り返ると、もっと考え尽くして強い気持ちで自分の考えを発信していかなければならなかったのだと思います。そんな学びを得ることができたという意味で、ターニングポイントになりました。

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入社 6 年目

2017

2017

人事部
RyoSaito

採用担当としても実感した、
社員の人柄の良さ

不動産事業から離れ、人事部へ異動。新卒採用や若手社員の研修を担当しました。デベロッパーである当社は、ゼネコンのような技術を持っていません。そんな私たちにとって一番大事なのは「人」です。新卒採用や研修を担うことは、東京建物の未来を担うことでもあり、そこにやりがいを感じました。

会社の魅力を学生に対して伝えることを通して、今まで以上に東京建物という会社への理解と愛着が深まりました。人事が語るよりも、現場の社員が語るほうがリアルでいきいきとした話が出てくるもの。そこで社員に採用活動への協力を依頼すると、みんな快く引き受けてくれたことが印象的でした。自分の仕事の手を止めてでも、未来の仲間の力になろうとする。そこが当社の人柄の良さであり、働く魅力だと思います。

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入社 11 年目

2022

2022

投資事業推進部

デベロッパーのノウハウを駆使して、
既存物件を再生

人事の仕事を4年以上にわたって担当し、そろそろ異動が考えられるタイミングで決まった異動でした。投資事業推進部が手がける業務の一つに、「収益性の向上余地が残っている既存物件を取得し、付加価値を加えた後、外部に売却する」というものがあります。売却を希望する人と購入を希望する人を見つけるという点では、入社1年目に担当した仲介業務と似ています。ただ、間に入る当社において「付加価値」を加える点が大きなポイントです。

不動産市場では現在、バブル期に大量供給された中小規模のビルが相応の築年数の経過により、設備の更新に多大なコストが掛かったり、新築物件との建物のスペック差から空室率が上昇したりしています。その結果、これらのビルの収益性が低下しているのです。こうしたビルをただ壊して新しいビルに創り変えるだけでなく、デベロッパーのノウハウを使って、既存物件を活かしながらより価値の高いビルにすることには、大きな社会的意義があります。例えば、昨今のトレンドに合っていない内装ならばナチュラル系のテイストにリノベーションする。天井が低くて圧迫感がある空間は、スケルトン仕様にする。オフィスよりもニーズがあれば用途を見直し、ホテルへコンバージョンする。こうした「付加価値づくり」をオフィスだけでなく、その他の用途の物件でも手掛けていきたいと思っています。

今後の展望

まずは現在携わっている不動産売買業務を極めたいと思います。不動産証券化など、さまざまな手法に精通したいですね。会社の役に立てますし、自分のスキルにもなります。売買業務のスペシャリストは社内でも珍しいので、そこを目指したいですね。一方で、都市再開発にまた挑戦したい気持ちもあります。まちづくりがしたくて入社しましたが、3~5年目に担当したときの大規模プロジェクトでは、自分の至らなさから何かを成し遂げたと胸を張るレベルには至りませんでした。次に挑戦するときは、自分の想いを注ぎ、確かな爪痕を残したいと思います。