トップメッセージ Message from the President and CEO

信頼を未来へつなぐ、
次世代デベロッパーへ

東京建物は、1896年(明治29年)に旧安田財閥の創始者・安田善次郎によって設立された日本で最も歴史ある総合不動産会社です。創業以来、安田善次郎が旨とした「お客様第一」の精神と、時代の流れを先んじて捉える進取の精神を企業活動の原点とし、さまざまな地域の魅力と価値向上に貢献するとともに、時代のニーズを捉えた新しいアセットの開発をはじめ、多様な不動産開発事業を東京建物グループ全体として展開してまいりました。

現在、長期ビジョン「次世代デベロッパーへ」を掲げ、その達成に向けたさまざまな取り組みを推進しています。世界経済の混迷を背景にさまざまなリスクが顕在化する中、気候変動やレジリエンスなどサステナビリティ分野への注目はますます高まっていると感じています。東京建物グループは、事業を通じて「社会課題の解決」と「企業としての成長」をより高い次元で両立させるべく、一層取り組みを加速してまいります。

東京建物が創業以来本社を構える、東京駅前の八重洲・日本橋・京橋(八日京、YNK)エリアでは、2026年に東京建物の旧本社ビル跡地を含む大規模再開発プロジェクト「八重洲プロジェクト」が竣工を迎えます。建物完成後が本格的なまちづくりであるという意識を持ち、地域の皆様のお力をお借りしながら、私たちにとっても地元でもあるこのエリアの魅力向上に取り組んでまいります。
また、東京建物グループのマテリアリティの一つに「国際都市東京の競争力強化」を掲げているとおり、日本の発展のためには、まず東京の競争力強化が欠かせません。私たちは、東京のさまざまなエリアで複数の大規模再開発プロジェクトを推進しており、地域の皆様とのつながりを大切にして、伝統と文化を次世代に引き継ぎつつ、東京の更なる国際化に貢献する魅力的な都市基盤の整備、サービスの提供を行うことで、デベロッパーとしての真価を発揮してまいります。

そのためには、社員一人ひとりが自らの仕事に誇りを持ち、最大限の力を発揮することができる企業文化を育むことが大切であると考えており、持続的な企業価値の向上を実現し、社会にとって必要とされる会社であり続けるために全力で取り組んでまいります。

2026年10月、私たちは創業130年を迎えます。「信頼を未来へ」という企業理念のとおり、これまで積み重ねてきた皆様からの「信頼」を大切に、100年、200年先でも社会から信頼される企業、すべてのステークホルダーの皆様にとって「いい会社」を目指してまいります。「次世代デベロッパーへ」の実現に向けて邁進する東京建物グループのまちづくりに、ぜひご期待ください。

代表取締役 社長執行役員

野村 均
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